札幌市内居住の80歳代男性宅に息子を装う男から電話があり、「喉にポリープができた」「病院で診察を受けていたら、鞄を盗まれた」「鞄の中には会社の通帳と契約書が入っていた」「今日中に契約をしないと破談になる」「1,500万円用意しなければならない」「何とか用意できないか」と言われ、この言葉を信用した被害者は、自宅付近に現れた息子の代理人を名乗る者に1,500万円を手渡し、お金をだまし取られるオレオレ詐欺が発生した。
「風邪をひいて声が変わった」「携帯を落として番号が変わった」などの言葉は信用しない。落ち着いて一旦電話を切り、周りの人に相談し、以前から知っている息子などの電話番号に電話をかけて確認することが有効。
また、高齢者が被害に遭いやすいため、普段から家族で声をかけ、困った時の合言葉などを決めておくことも大切。